ホモサピエンス(ヒト)とはラテン語で「賢き者」という意味です。「人類だけがフィクション(架空の未来物語)をつくって共有し、共感・共鳴しあうなかで信頼関係を育み、互いに連携・協力する集団になることで、新しい世界を実現することができた」と、ユヴァル・ノア・ハラリ氏(サピエンス全史の著者)は述べています。私たちは「認知革命」を起こすことで、自らの営みを進化させてきたのです。
そしていま、新たな「認知革命」が始まろうとしています。人類は「持続性(Sustainability)」の実現に向けて「賢慮資本主義」を実践しなくてはなりません。未来は私たち自身の知力と行動に委ねられているのです。